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井川焼畑農法


井川焼畑1-min
 井川地区は、静岡県最北の地、南アルプスの玄関口でもあります。静岡の奥座敷「オクシズ」とも呼ばれ、農林水産物をはじめ、観光などで、今注目されています。
 静岡市が位置より、車で2時間。一番遅く春が来て、一番早く秋が来る。でも、夏は一番暑く、冬は一番寒い。

この、離れた中山間地で、焼畑農法の伝統が守られていす。実は、この焼畑農法。作物、森林環境、そして、海焼け防止に至る、豊かな地域を作り出す、源であった。
 「井川は、宝の山だよ」と、蕎麦職人が言った。

全ては、ここから始まる.....

焼畑準備速報
焼畑下地-min
8月1日早朝
井川焼畑準備作業を、素晴らしい皆様と行えました
熱い蕎麦屋さん達と農家さん
特に遠方よりご支援ご協力くださいました
早朝から遠路遥々
誠にありがとうございました
熱い皆様の思いと共に
8月12日早朝5時
火入れが行われます
疲れたけれど、気持ちの良い作業でした
帰りの温泉も....
井川は素晴らしいですね!
そして
蕎麦と仲間も
(オクシズ在来作物連絡協議会会長 田形氏 Facebookより 転載)

井川田代焼畑1702-min
井川・小河内「結の仲間」の焼き畑。
本日、なんとか、
蕎麦の種まきまで終わりました。

標高1000m越えの雑木林で
行われた今年の焼き畑は、
天候不順に悩まされました。

本当は、先週ヤボヤキを行う予定で
東京や関西方面からも
お手伝いしてくださる方々が
集まりましたが、
前日まで続いた雨の影響で
火がつかず、断念。

本日再チャレンジしましたが、
地面はあいかわらず湿りがちで、
本当に、な・ん・と・か、
焼き終えたという感じでした。
井川田代焼畑1703-min
井川田代焼畑1704-min
まんべんなく焼くという状態には
ほどとおく・・・。
伐採作業の遅れも響いたようです。

それでも、「結の仲間」は、
「来年の焼き畑は、
 今年の秋から木を伐り始めて
 きれいに、まんべくなく焼こう!」
と、次を見据えていました。
井川田代焼畑1705-min
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昔の人々も、空とにらめっこ。
その年の天候に合わせて工夫しながら、
焼き畑をしていたんだろうな・・・。

焼き畑を復活させてから
今年で6年目。
失敗と成功を繰り返しながら、少しづつ
昔の焼き畑に近づいています。
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※ オクシズ「結いの会」、静岡市中山間地振興課:多々良氏のご協力の元、Facebook より転載

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井川焼畑農法500-min

焼畑農法とは

 過去に遡れば、焼畑農法は日本全国どこでも行われていた、畑作の一つの定番だったようです。近年、農薬、肥料の改良によって、同じ面積当たりの生産量が増加し、より、効率の良い栽培方法が広がり、焼畑農法は、減少の一途となったようです。
 
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1)
畑とする地の樹木を伐採し、燃えやすく小さく裁断したり、チップ化します。

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焼畑準備2-min

2)
下草も刈り取り、樹木の枝、チップとともに火を付けます。
焼畑準備1-min
井川焼畑2-min

3)
山火事にならないように、火を燃え上がらないようにコントロールして、どちらかと言えば、いぶすようにします。
井川焼畑1-min
井川田代焼畑1706-min

4)
火が沈火し、まだ、土が温かいうちに、種をまきます。
井川田代焼畑1707-min

 
 5)3,4年、いろいろな蕎麦、雑穀などを栽培したのち、広葉樹を植えて、森にかえします。

 このように、循環することで、森の荒廃を防ぎ、また、土が痩せないように、地域の環境を維持しながら守られてきました。

なぜ、焼畑農法が無くなったのか

 それでは、なぜ、近年急速の減少したのでしょうか?

 その原因の一つが、農薬、肥料の飛躍的な進歩があります。
 穀物、野菜等は、天候や、害虫により大きく左右されます。また、肥沃な土地(土)の確保も重要になります。そのため、品種改良が施され、1つの苗からの収穫の量は、向上してきました。そして、天候不順、害虫にも強くなるために、強力な肥料、殺虫剤等の農薬の開発が進みました。これらの対策により、単位面積当たりの収穫量は飛躍的に伸び、戦後日本の食糧の安定供給に繋がってきました。
 また、生産性だけでなく、味や料理のしやすさなどを追及した品種も増えて、美味しく、見た目も美しく、取り扱いやすい穀物、野菜などが市場にあふれるようになりました。
 また、都市部等、人口増加に伴い、広い農地が確保できなくなり、焼畑の火炎が危険と判断されたり、独特の煙による人体への影響、CO2削減といった環境意識の向上などが、焼畑農法を妨げる要因となってきました。
 しかし、化学肥料による人体の影響、農薬による河川の汚染。それらに伴う、海の汚染。更に、河川、海からの魚介類への影響などが深刻となってきて、最近では、無農薬、有機農法などが注目されてきました。


なぜ、焼畑農法が優れているのか

 焼畑農法は、森林 → 焼き払い → 穀物 → 雑穀 → 野菜等 → 広葉樹林等植林(森林に戻す)という、一つの輪作の流れがあり、土が痩せないようにコントロールされています。そのため、肥料などがいらない、若しくは、極力少なくて、作物が育つというメリットがあります。
 また、大きな樹木はあらかじめ伐採して、チップに、また、枝は小さくカットします。山火事ではなく、火炎を小さくし、どちらかと言えば、いぶす感じで焼いていきます。これにより、土中の表面の細菌、微生物を焼き払いますが、完全に灰になるまで焼き払うのではないため、樹木の栄養分は残ります。また、炭化樹木によって、殺菌作用が土壌の汚染を防ぎます。この作用により、殺虫剤等の農薬を必要としません。
 さらに、近年注目されていいるのは、かつて、この地方の山々は、大量の木材の生産地として、杉、ヒノキ等の針葉樹林を強制的に植林してきた経緯があります。単一樹木帯は、実は、河川を汚染し、流域および、海の水質を変化させ、「海焼け」の原因になることが分かっています。北海道でも、東北でも、荒れた山林を、多品種広葉樹林帯と整備した結果、豊富なミネラル等により、昆布などが増え、お魚を始め海産物資源が復活した事実があります。
 この焼畑農法は、数年作物を植えた後、広葉樹林を植林します。このことにより、少しずつ山々の荒れた針葉樹林帯を、もともとあった、古来からの広葉樹林帯に戻し、その影響が、駿河湾に広がることが期待できます。
 

焼畑農法が、地域を豊かにする

 焼畑農法を維持するには、人手がいります。逆に言えば、「雇用」が生まれます。
 焼畑農法により、無農薬、低肥料、有機肥料等、付加価値の高い穀物、野菜等が生産できます。
 焼畑農法でなければ維持できない、在来種の栽培が可能です。在来種の独特の濃い味は、商品価値を高めます。
この在来種は、残念なことに、その地でなければ育ちません。その土地の土の質。地下水の質。気候、日照時間それらが、長い間かけて自然の品種改良してきたものが、在来種であります。また、ふもとの人工的に作られた品種との交配が物理的にない、離れた中山間地であったからこそ、この地に残された経緯もあります。こっそり種を持ちかえり、ふもとで育てったとして、上手く生育できません。また、実がなっても味が全く変わってしまいます。
 これが、まさに、オンリーワン
 
 これが、冒頭、「井川は宝の山だよ」と、蕎麦職人が熱く語ったゆえんであります。

 この宝の山を、どうすれば、本物の「宝」に育てるか。
 宣伝、広報、流通、販売、人材確保、そして、なにより、郷土愛
 井川地区を豊かにし、バックアップする、静岡市そのものが豊かになります。

それでは、これから何が必要か?

 井川地区は、南アルプス連峰のふもとに位置し、井川ダム湖畔の雰囲気は、まさに、スイス。日本のスイスを錯覚します。
豊かな自然、豊かな食材、そして、豊かな心。
 足りないのは、あなたの力です!


※ このサイトは、オクシズ在来作物連絡協議会、静岡在来そばブランド化推進協議会、静岡市中間産地振興課、蕎麦屋たがた、様等のご協力のもと、静鉄タクシーによって、作成、運営しております。