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めざせ!東海大会♪~ステラと美奈の物語~第1話
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連載オムニバス

めざせ!東海大会 ♪

「めざせ!東海大会♪」のスピンオフ・ストーリー
~ステラと美奈の物語
ステライラスト350-min
ステラは美奈のオーボエの名前
オーボエはどうしても孤立する楽器である
それ故、楽器との繋がりは人間の友達以上と感じるようである...

第1話 


出会い

 ステラはオーボエの楽器の名前である。名付けは、相棒の美奈である。
 ステラは、「ヨーゼフ」というメーカーが造った楽器で、ピンクゴールドのキーがかわいらしく光る上品で且つ低音域も十分に響かせるヨーゼフの看板モデル「BGS-Ⅱ」である。
 この楽器は、かつて、とある中学生に使えていた。この子はオーボエが好きで、学校の備品のオーボエを使っていたが、2年になるときに、「部長になるのならば、ちゃんとした楽器を買いましょう」と、先生に勧められ、東京の楽器店にていろいろ吹き比べた結果選ばれたのであった。そして、その子とともに、厳しい練習を乗り越え、ついに念願の東海大会に出場を決めたのである。
 しかし、その子と顧問の音に対する感じ方の対立は深く、東海大会の会場で「もう、二度とあなたの指揮では吹かない!」と会場を去ってしまった。そして、この楽器はその時封印され、静かにケースの中で眠りにつくのであった。
 それから4年が経過し、その子は大学へ進学し、二度とこの楽器を持つことはなかった。困った両親は、販売店に中古で買い取るようにお願いしたものの、二束三文にしかならず、それならば、誰かオーボエをやりたい子に譲りたいということで、県吹連の先生方にお願いをすることとなる。

*    *    *

 美奈は、山田中学に入学し、入学式や対面式の時の吹奏楽部の演奏を目のあたりにして、吹奏楽部入部を心に決めた。さて、仮入部の時は、金管から木管、とにかくいろんな楽器を試してみた。金管のマウスピース、木管のリード、いろいろと特徴があるが、美奈は金管はどれも音が出なかった。「ぷすっ、すーすー、ぷす、」という具合だった。
 それに対して、小学校の時から、リコーダーは好きだった。その気持ちでクラリネット、オーボエを吹いてみると、ぶぉおぉ、と音らしき物が出て、指を押すと空気の音ではあるが、なんとなく音階が感じられる様であった。先輩から、「こうやると良いよ」と、アドバイスをもらい何度かやってみると、それっぽくドレミファソと音階のような音が出た。
 このことで、一番音らしい音が出たと言うことで、オーボエを選ぶこととなる。

 オーボエは、二枚リードと呼ばれる、葦の茎を乾かしたケーンを2枚重ねて、直径4mmのパイプに巻き付けた独特のマウスピースで音を出す。この扱いが非常に繊細で、気がつくとすぐに割れていた。というか、最初は割れていることすら分からなかった。美奈の父親が、ネットで安い巻き直しの中古リードを大量に入手して、それで急場をしのいだ。1週間に10本は消えていった。

 美奈は唇の形状がもしかすると二枚リードに向いていないかも知れない。そんな不安も持ちつつ、音出しに躍起になるのである。楽器の担当が決まるのは、顧問の三田のまえでオーディションを行い、合格が出た後となる。もし合格が出ないと、場合によっては違う楽器に回されることもある。同期に入部した友達が、ひとり、またひとりと合格となり、楽譜が渡されて曲の個人練習を始めるのを横目に、なかなか合格とならず、必死に吹くのである。が必死に吹けば吹くほど、音にはならず、焦る心と裏腹に、オーボエは気高く歩み寄っては来なかった。
 「ドレミファソラシド」このワンオクターブのスケールを吹くのに、1ヶ月かかり、リードもさらに10本割ってしまった。
 小学生の時に、リコーダーを吹いていた。結構得意であった。あの時の指使いと、オーボエは若干違うのである。「ファ」の音と、上の「ド」の音。リコーダーでは、「ファ」は、左手は全閉で、右手は人差し指のみ穴を塞いでいる。しかし、オーボエは、なぜか、左は同じであるが、右手は人差し指と薬指の2本で穴を塞ぐのである。
 同様に、その上の「ド」は、左手の人差し指だけを押しているリコーダーに対し、オーボエは、左手の人差し指に加え、右手の人差し指も押すという感じである。この微妙な指使いの違いが、迷うところで、勢い、指が硬直してしまい、押し間違えたり、指が突っ張っていたくなるのであった。へたにリコーダーができたことが悪かったかも知れない。美奈は、自分の部屋のリコーダーをケースにしまい、封印することとした。リコーダーのことは忘れよう。

 最後のオーディションで、やっと合格し、譜面をもらったときには、もう周りはコンサートシリーズ・夏の準備となっていた。

 1年生のこの時期は、やっと楽器が決まったばかりで、誰もまともに吹ける子はいなかった。それでも、なんとなくメロディーになる子もいれば、なかなか音階にならず、つまらなくなり昨日のテレビの話や誰が格好いいだの、そんな無駄話を重ねる毎日であった。2,3年生には、7月末に「夏コン」と呼ばれる全国大会に通じる吹奏楽の大会があり、そこで競うことが通例となっていた。当然、顧問もそこにかかりっきりとなり、1年生の対応はほとんど出来ていなかった。
 この先生はまだ良かった。その前の先生は、なんと9月まで楽器を持つことも許さなかった時期もあった。その理由は、その当時山田中学校の吹奏楽の黄金期で、部員は100名を超えていた。つまり、そもそも全員に楽器が行き渡らないので、3年生が引退する9月までは、楽器を持つことが出来なかったのである。それから見れば、吹かせてもらえるだけラッキーなのかも知れない。
 山田中学には、学校の備品として「ヤマハ831」というプロも使えるモデルが1本と、誰が寄付したのか分からない、「マリゴ・ストラッサ501」というモデルが1本あるだけであった。「ヤマハ」モデルは、2年の先輩が使っているため、美奈は「マリゴ」を使うこととなる。
 「マリゴ」は、オーボエで最も有名なフランスの会社で、日本でも非常に多く使われている。その中で「ストラッサ」シリーズは、入門用に吹きやすくあまり使われない機能は省略されているようなモデルではあるが、ここ山田中学にある「ストラッサ」は、すでに修理不能とまで言われるほど使い込まれた物で、調整しても良い音にはならなかった。しかし、今の美奈にとってはそのレベルではなく、楽器が悪いと言うより美奈の吹き方がそのレベルにも達してはいなかった。
 美奈の両親は、「オーボエをいずれ買っても良い」と、学校に伝えていた。とはいえ、1本100万円はする物である。簡単に買えるものでも無く、またネットで中古を買うとなると、その状態によっては修理代に同じだけかかってしまうのもざらである。今使っている「ストラッサ」のように、修理不能の物も多く出回っている。どれが良いか、悪いかが分からないので、買うのは少し待つようにと顧問から言われていた。

 さて、美奈も美奈の両親もこの状態が良いとは思わず、レッスンを付けようかという事も考えるようになった。美奈の父親の知り合いの、プロのオーボエ奏者が時間を見てレッスンをしているとの情報を元に、一度見てもらうこととした。
 しかし、相手はプロで、こちらは、まともに持ち方も知らない状況である。いきなり持ち方から注意され、吹く姿勢、指の使い方、呼吸の仕方、譜面の使い方。全て厳しく否定されてしまった。美奈にしてみれば、大好きな先輩が優しく「この方が良いよ」と教えてもらえた全てを否定されてしまったので、悔しいというか、悲しいというか、行き場を失ってしまった。自然と涙があふれ、でも、泣きたくはなかった。注意されては何度もうなずき、また注意される。その連続であった。
 そのレッスンに両親も見に行ったのであるが、両親の目には、さほどきつい言い方をしているようには思えなかった。むしろ、優しくかみ砕くように教えてくれているように感じたのであるが、当の本人は、厳しく全てを否定し叱られたと感じていたようである。
 レッスンの先生の音は、同じオーボエとは思えない、深く暖かく気高い音色であった。それに対して、美奈の音は、草笛そのもの。平べったく、どこか割れたような耳に刺さる音である。

 オーボエの音が出る原理は、リードを2枚合わせて、その間に息を吹き入れることで、リードが振動してその振動を楽器に伝えることで「音」となる。その振動の作り方は、草笛と全く同じである。対して1枚リードのクラリネットやサックスは、リードをマウスピースと呼ばれる樹脂に当て、リガチャーで固定する構造で、リード1枚の振動をマウスピースに伝えている。マウスピース内部に空洞がありそこに振動を響かせているため、「ぶぉぉっ」と、丸く響いた音が出るのに対し、オーボエは、リード同志がぶつかって振動していて、その振動を直径4mmのチューブを通して吹く息に乗せて楽器に伝えている。そのため、構造上ぶつかり合った平べったい音になりやすいのである。マウスピースだけで音を出してみるとその差が歴然である。クラリネットなどは、「びぉぉ」と心地よい響きが出せるのに対し、オーボエは「ぎゃぁぁぁ」とまるでカラスが喧嘩しているような音で決して心地よい音ではない。その音をいかに丸く響かせるかは、楽器本来の構造と、吹き方を調整して、丸く深い心地よい響きに変える技術である。
 しかし、今の美奈には、その心地よい先生の音は耳に入ってこなかった。涙でかすむ譜面も見ることが出来なかった。出す音一つ一つ、押さえる指一つ一つ注意され、言われるがまま押さえて息を吹き込むのが精一杯であった。

 この日を以て、美奈はレッスンには行かないと決めてしまうのである。

 自分で選んだ楽器ではあるものの、「2枚リードは難しいの!」と叫んでいた。クラリネットが、すらすら吹いていると「1枚リードで出来たと思うな!」と逆ギレ状態であった。オーボエは、1年で1人だけ。例えば、クラリネットは5人ぐらいいた。フルートも3人いた。パート練習となれば、他のパートはその楽器だけで組むことが出きる。でも、オーボエや、ファゴット、ユーフォニアム、チューバは、それぞれ1台しかないのである。ファゴットは低音域なので、ユーフォやチューバと一緒に練習することもあるが、オーボエはどちらかといえば高音域。音域的には、フルートとクラリネットの間がフィットする。
 一般に、フルートパートにオーボエが入ることが多いようである。とはいえ、この時期は、時にパートの指示も出ていないので、クラリネットと一緒に練習をしたり、フルートと一緒に練習をしたり、時としてコントラバスと組まされたこともあった。ただ、どこと組もうが、結局オーボエはオーボエであって、吹き方も音域も、呼吸も全てが他の楽器と合わない。誰とも話が合わないし、アドバイスも受けれない。唯一2年の先輩がオーボエであったが、合奏練習に行っているので、教えてもらうこともできない。

 いつも美奈は一人であった。たまに、楽器を自宅に持ち帰ることもあった。でも、練習しようという気持ちと裏腹に、実際に楽器を取りだす事はほとんど無かった。美奈の母親は、昔トロンボーンを吹いていた。そのため金管は少し吹けるようである。今、フルートを持っている。上手くはないが、なんとか吹けるようである。それでも、2枚リードのオーボエは吹くことが出来ない。つまり、美奈は誰にも教われないまま、無駄に時間を過ごしているようであった。
 それでも、なぜか「オーボエやめたい」とは言わないのであった。それは、たまたま出た音域が、オーボエの低音域で、深く低く響くその音の虜になってたからである。

 もうひとつ、父の知り合いのオーボエ奏者と出会うことが出来たことも大きかった。この人は、大きな会社の総合職で勤めつつ、市民管弦楽団に入り演奏を続けていた。昨年はアメリカに演奏旅行に出たと言っていた。仕事と趣味を両立し、爽やかな笑顔が印象的であり、自分もそうなれたらなぁと、どこか憧れていたのである。たまたま、美奈の家にその奏者が遊びに来てくれて、その際「イングリッシュホルン」を持ってきてくれ、目の前で吹いてもらえた。また、吹かせてもらえたのである。このイングリッシュホルンの低音が、心にしびれ、ますますオーボエが好きになっていたのである。どうやら、低音域は上手く吹けているようである。高音域だと息が続かないのか、音にならなくなる。その意味で、イングリッシュホルンは最初から、少し音らしく吹くことが出来たのである。
 また、このオーボエ奏者にいろいろとアドバイスをもらった一つに、「オーボエは、合奏の一番最初に、チューニングと言って、ベースとなるA(アー)を吹いて他のパートがそれに音を合わせる。だから、オーボエ奏者がみんなに合わせるのではなく、自分の音だけを考えればいいんだよ。オーボエは自立心の高い人にまさに会っている楽器で、美奈ちゃんにはぴったりだね」という言葉が心に残ったようだ。
 この出来事が、美奈にとって「オーボエでやっていこう」と心に決めることとなったようである。

 ちょうど、その頃、美奈は自分のオーボエになる、ステラと出会うのである。

*    *    *

 顧問の三田から、「まだ、オーボエを買う気持ちに変かはありませんか?中古だけど、良い物が出てきたので、一度聞いてみませんか」と打診があった。非常に吹奏楽に熱心で、県吹連の幹部でもあり、その先生が薦める物であらば間違いは無いだろうと、その申し出を受けることとした。
 しばらくして、学校に楽器が届いたので、見に来ませんかと言われ、両親とともに美奈は山田中学に向かった。通された応接室で待つと、顧問の三田が、小さなケースを持って入ってきた。三田は、「どうですか、これなんですが、ちょっと吹いてみませんか?」と、ケースを空けた。

 中には、少し茶色がかった黒い本体に、ピンクゴールドのキーやポストが輝く本体が置かれていた。美奈は思わず、「きゃぁ...」と声が漏れた。両親も「ぉおおっ」と感嘆した。早速組み立てて持ってきたリードを付けて吹いてみた。
 吹いてみての第一声は、「うわぁ、吹きやすい!」であった。一通りピロピロ吹いてみた後、「ドー、シー、ラー、ソー、ファー、ミー、レー、ドー」と、1音1音ゆっくりと音階を下げていった。オーボエは最大4オクターブ出るようだ。一番出しやすいところから、下に2オクターブ。だんだん、低音が響きだし、応接室のテーブルがビリビリ振動をはじめた。丸くて深いまるでホルンのような低音であった。美奈の音ではない。こんなに丸い響きが出るんだ。と率直に嬉しくなったようだ。
 今度は、「ドー、レー、ミー、ファー、ソー、ラー、シー、ドー」と音階を上げて吹いてみた。だんだん平べったい音になり、出るはずの最高音は吹くことが出来なかった。4オクターブ出るといわれているが、今の美奈の技術では、3オクターブ半が限界のようであった。美奈は、低音域が好きだといったが、なるほど美奈の今の技術では低音域の方が出しやすく、高音域はあまり出せないようである。とはいうものの、今までのくたびれた「マリゴ・ストラッサ」の音ではなかった。心地よい音でなかったのは、美奈の技術レベルもあったかも知れないが、楽器なんだと改めて思うのであった。

 三田は、「この楽器は、ヨーゼフという日本の会社が作っています。もともとプロのオーボエ奏者だった人が、自分の求めるオーボエを作りたいとはじめた会社で、丁寧な作り込みが特徴で、ファンも多いです。マリゴはフランス製で、非常に素晴らしい個体もあるけど、ばらつきも多く、プロのマリゴ奏者は、何本も買っては試して自分に合うマリゴを常に求めているようです。それに対して、ヤマハにしても、このヨーゼフにしても、国産はばらつきが少なく、当たり外れが少ないので、扱いやすいようです。あとは、「音作り」は好みで、それぞれファンがいるようですね。このヨーゼフは、丸くて低音域の響きに定評があるようで、3度低い音階のダモーレや、5度低いイングリッシュホルンなども作っていて、ヤマハが平均的な音作りをするのに対して、特徴のある音作りをするメーカーですね。音色は好みです。これでよろしければ、交渉します」と言った。

 美奈は、もともとオーボエの低音域の響きが好きであった。この音に不満はない。思わずにっこりとして、両親の顔を見た。美奈の父親が、楽器の状態を見ると言って、中を覗いたり、目をこらして細かくチェックをはじめた。美奈の父親は、楽器は吹くことは出来ないが、もともと機械的なことは好きで、そんな目線でチェックしているようだ。
 美奈の父親は、「キー、ポスト、カバー等に使われているピンクゴールド鍍金が使われているが、非常に薄い物で、通常使用であれば、爪のひっかき傷やこすれた跡が見られるものですが、これには全く見当たりません。また、全体を見てグラナディアの材質に傷が見当たらず、表面のつやも十分あり、覗いてみる範囲で、カバーの下の穴の角もきっちりとして、丸く擦れていないいようです。あくまで素人目の見た目ですが、ほとんど使用感のない状態ですね。」と答えた。
 ネットオークション的には、美品、ランクAといったところであろうか。それはそれで良いのだが、そうなれば気に掛かるのは、「値段」である。このモデルは現行モデル「BGS-Ⅱ」で、メーカー希望価格税込みで約100万円。なかなか中古では出回らないので、中古の相場は分からないが、「マリゴ」などの中古価格から考えると、50万以上である事は想像がつく。「マリゴ」から出ているスチューデントモデルの「ルメール」が47万円である事から、まぁ妥当な価格かなぁと、美奈の父は考えていた。スチューデントモデルより、プロも使う本格モデルの方が後々良いよなぁと、「先生、是非この楽器が欲しいので、よろしくお願いします。」と答えを出した。

 後に価格が提示されてきたのだが、耳を疑った。さらに安い価格であったからだ。「本当にそれで良いのですか?」気が変わらないうちに、買うこととした。顧問は「一応、調整をしてその価格としましょう。浜松のリペア工房に出して、帰ってきたらお金を振り込んで商談成立としましょう。」ということで、美奈も美奈の両親も嬉しく過ごすこととなった。

 過日、調整済みの「ヨーゼフ」が届き、はれて、美奈の自宅でケースを開けることとなった。

 美奈は、この素敵なオーボエに、名前を付けた。「ステラ」である。命名の由来はよく分からないが、思い入れがあるようである。早速、クロスで磨きはじめた。美奈の父が「ピンクゴールド鍍金は非常に薄いから、磨きすぎるとはげちゃうよ」といっても、「分かってる!」といって、ニコニコ磨くのであった。

*    *    *

 ステラは、久しぶりに光を感じた。もう何年寝ていたであろうか。何が起きているかは分からないが、なにやら誰かに吹かれたり、分解調整されていて、気がつくと、目の前に女の子がニコニコしながら、自分の体を磨いていることに気がつくのであった。ステラ自身、自分が何であるか、すっかり忘れていた。女の子に自分のことを「ステラ」と呼ばれていることは分かった。とりあえず、なんか大事に扱われていることは感じ取れた。「はじめまして」という感じであった。

 ステラと美奈の物語が始まるのであった。



 


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公式「ハルチカタクシー」Facebook
※ この物語は、弊社Facebook「ハルチカタクシー」と連携し、とある、地方中学校を舞台に繰り広げる、無謀かつ純粋な挑戦の記録の「めざせ!東海大会♪」のスピンオフ・ストーリーです。
※ ストーリー全体はフィクションでありますが、一つ一つのエピソードは実話を基に、アレンジをして書かれています。
※ 登場する実在の学校、団体、個人等と、全く関係・関連はありません。
※ この作品「めざせ!東海大会♪~ある吹奏楽部の挑戦~」および「ステラと美奈の物語」は、著作物であり、版権は著者に依存します。無断転載、転用はお断りします。
※ 原作者(著者):ホルン太郎 なお、この作品は、取材で集めた実話をヒントに新たに書きおろしたフィクションです。